クリニック通信

子宮頸がんワクチン接種、およびキャッチアップ接種について

子宮頸がんワクチンが定期接種となっています。以前騒がれた副反応は日本人のデータ(名古屋スタディで検索できます)でも子宮頸がんワクチンとは関係ないことがわかっています。世界の95%近い国々ではワクチン接種が行われ、子宮頸がんは減少していますが、接種がほとんど行われていなかった日本ではどんどん増えています。しかも20代から30代がもっとも多く1985年頃20倍近い発症です。女性の結婚年齢が29.4歳です。これからこどもを持ちたいという頃が一番多いのです!

私は娘にも接種しましたが知り合いの26歳のお嬢さんは接種しないままで子宮頸がんになってしまいました。ぜひ接種してください。接種された方はお友達にも伝えてください。拡散希望です!

接種の機会を逃した平成9年度生まれから平成17年度生まれの方も接種できます。

お問合せください。

 

①HPVワクチン接種状況による浸潤性子宮頸がんの累積発生率

参照 Lei J et al. N Engl J Med. 2020; 383: 1340-1348.

 

②HPVワクチン接種と子宮頸がんの罹患

参照 Lei J et al. N Engl J Med. 2020; 383: 1340-1348.

 

日本における年代別子宮頸がんの罹患率

参照    国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん罹患モニタリング集計(MCIJ))全国推計値:がん罹患データ(1975年~2015年)